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No.16「在宅Webライターを10年続けて感じたこと。おうちワークには夢がある!」

在宅Webライターを10年続けて感じたこと。おうちワークには夢がある!

やぎ夫人

自宅で働いて、収入を得られたら。多くの人が、一度は夢見るのが「おうちワーク」。
現代のようにスマホやインターネットを誰もが使える時代なら、簡単にできるのも「おうちワーク」。

 

・大雨の中、会社に行かなくていい
・満員電車に揺られなくていい
・家事をおろそかにせず、丁寧な暮らしができる
・子どもと一緒にいる時間が増える

 

メリットをあげたらキリがないくらいです。

 

でもそれって本当に簡単なの?資格やスキルがなくても、できるものなの?家事や育児と両立できるの?そもそも、怪しくないの?

 

おうちワークに憧れながらも、そんな風に思っている人、多いのではないでしょうか。10年前にWebライターを始めたときの私も、まさにこんな心境でした。

 

Webライターを始める少し前、我が家には中学受験に向けて頑張る小4娘と、3歳下の息子がいて、塾代の足しになればと私もパートで働いていました。

 

週に3回、9時から14時まで。もう一人のパートさんとお互いにやりくりすれば、出勤日の調整も可能で、子育て中の主婦にとっては、ちょうどよい条件です。デスクワークなので体力的にも楽でしたから、いい仕事が見つかったと喜んだものでした。

 

でも。息子も中学受験を目指すことになると、もっと働きたいという欲求が出てきます。パート先にもう少し勤務したいと申し出たけど、経営状況からして難しいと言われ、かけもちや転職を真剣に考えるようになりました。

 

とはいえ、かけもちすれば家にいる時間が激減し、思春期の娘や受験を控えた息子のサポートができない。転職して勤務時間を増やしたところで、結局同じ。そこでふつふつと沸き上がったのが「おうちワークへの挑戦」でした。

 

その頃は内職でもなんでもいいから、空いた時間に少しでも稼げれば…そんな気持ちで仕事を探していたことを思い出します。

 

そんなときに知ったのが、クラウドソーシングサービスです。オンラインで、外注したい企業と求職者をマッチングさせる。試しに覗いてみたら、ライターの募集が多いことに驚きました。

 

普通免許くらいしか資格を持っていない私ですが、文章を書くことが好きで、それなりに自信もあります。そこでテストライティングに応募してみたら、なんと採用!しかもいくつかのクライアントから継続の依頼までいただけて、夢のようでした。

 

初めて報酬が振込まれたときは、「怪しいと思っててごめんなさい」と、クラウドソーシングの仕組みに感謝したものです。

 

それからはパートと家事育児の合間をぬって、ひたすらライティング。最初は単価も安く、クラウドソーシングの手数料や源泉徴収で手取りもわずかでしたが、会社に行かずに家で作業してお金がもらえる事実こそが、重要だったのです。

 

だって子どもが学校から帰ったら「おかえり」って言えるし、塾弁当も持たせてあげられる。風邪ひいたかなってときも、すぐに病院に連れていける。締切りさえ守っていれば、自分で働く時間を決められるんです。最高ですよね。

 

実はパソコンに向かう時間が長過ぎて、夫から「時給に換算したらパートの方がいいんじゃないの」って言われたこともありました。いやいやいや、通勤時間とか、帰宅してからの夕食の準備とか、いろいろ考えたら絶対おうちワークの方がいいんだよ!と心の中で何度も自分に言い聞かせたことも今ではよい思い出です。

 

夫や実家の両親、友人など周囲から向けられる「何?家で仕事?どういうことなの」みたいな視線にもめげずに経験を積み、ある程度稼げるようになった私はパートを辞め、専業Webライターになりました。

 

その後自分のブログも立ち上げ、広告収入を得ることにも成功。現在はライターさんの書いた原稿をチェックするなど、編集者的な立場で働いています。

 

ここまで読んで、「文才があったからたまたま成功したんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。でもそれは違います。Webライターには日本語力や語彙力のほかにSEOの知識やクライアントルールに沿った執筆力も必要なので、最初はよく修正されたものです。

 

私が10年もライターを続けられた理由は、次の二つしかありません。

・失敗を恐れず案件に応募した
・受注した案件は納期を守る。遅れそうなら早めに相談する

 

気になる仕事があったら、まずは応募する。採用されたら、真面目に働く。これっておうちワークも会社勤めも、同じことです。

 

おうちワークはほぼメールやチャットでのやり取りなので、相手の顔が見えにくい一面があります。でも、発注側も人間で、ライターがちゃんと原稿を仕上げてくれるか、気をもんでいるんです。だから信頼関係を築くことが一番大切。

 

信頼関係があれば、新しい仕事を依頼される可能性がぐっと高まります。例えばクライアントがAI記事生成ツールを使うことにしたとして、では誰に「AIの書いた記事をチェックしてもらうのか」となったとき、指名されるのは信頼度の高い順であることは明らかです。

 

AIにも負けないライターとして、今後数年は活躍できるかもしれません!

 

今ではおうちワークの種類も10年前に比べてたくさんありますし、やり方を教えてくれる教材にも事欠きません。副業でも専業でも、働き方は自由に選べます。少しでも気になっているなら、勇気を出して挑戦してみると新しい自分に出会えますよ。

 

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