Document

No.19「おうちワークと不登校」

おうちワークと不登校

あさひ

私の息子は小学1年の頃から行き渋りがあり、付き添い登校を経て小学2年の2学期から完全に不登校になりました。
低学年の子どもが不登校になると、自宅で1人にできないため、仕事を休んだり、辞めたりして対応している家庭がほとんどです。

 

幸いにも私は、自宅でパソコンを使って仕事をしているため、会社などに迷惑をかけることなく、自分自身が仕事を調整することで何とかなっています。

 

過去のことになりますが、私がおうちワークを始めたのが2019年の11月のこと。

 

それまでは会社員として働いていました。

 

育休から仕事復帰しましたが、息子が7ヶ月の時から保育園に預けてから2年くらいは子どもの体調不良で遅刻に早退に欠勤。有給はあっという間になくなりました。

 

落ち着いてきたころに、今度は母の介護が始まりました。

 

休むことが増えて、会社からの風当たりが強くなり、心が病んでいきました。
食欲もなくなり、どんなダイエットしても減らなかった体重が5キロ減りました。

 

母を見送ったあと、会社員として働くことに疑問を感じ、すぐに退職届を提出。

 

思い切っておうちワークにチャレンジを始めたのです。

 

もちろん、思うようにいかないこともありますし、経済的には会社員の頃に比べると余裕はありません。

 

ですが、息子が不登校になり感じるのは、心の余裕が全く違うこと。

 

もし会社員のまま息子の不登校対応をしていたら、私は潰れていたかもしれません。

 

上司に頭をさげ、休みをもらい、いろいろなことを気にしながら子どもと向き合うことになるからです。

 

おうちワークで良かった。

 

心からそう感じています。

 

もちろん、子どもが家にいることで仕事にならない時間が増えてストレスになります。
でも、会社のことを気にしながらのストレスとは比べ物になりません。

 


それにストレスに感じていたことも、楽しいことに変換しやすいです。
〇お昼ご飯の用意が面倒⇒一緒に楽しく食べれる
〇勉強を教える⇒勉強の教え方を学べる
〇面倒なこと全て⇒ある意味実験!

 


息子は現在8歳。
あと数年で自分の元から離れていきます。

 

不登校になったことで、考え方が変わり、意識が変わりました。
息子との関わり方も変わりました。

 

すべて、おうちワークという選択が心の余裕を持たせてくれたからです。

 

正直、おうちワークの時間は削られていますが、数年のことと割り切り、誰に気兼ねすることなく、息子との時間を優先させていこうと思っています。

 

今の私にとって、それを可能にしてくれるのが、おうちワーク最大の魅力です。

 

おうちワーク協会メールマガジン

PAGE TOP