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”リモートワーク”や”テレワーク”といった言葉が世の中に浸透し、「在宅で働ける仕事がしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。なかには、さまざまな事情から外で働くのが難しく、必要に迫られて在宅ワークを探している方もいるかもしれません。

 

しかし、自分なりに調べてみても、なかなかそれぞれの職業の実態は分かりにくいものです。「自分の理想の働き方が叶うかも!」と思いつつも、外から見ただけでは分からない苦労や困難を想像して不安になることもあるでしょう。

 

そこで今回は、おうちワーク協会のプロライター講座の終了生で、在宅でWebライターとして活躍中のSさんへインタビューを実施。在宅ワークを始めるに至ったきっかけやWebライターを選んだ理由、実際にライターをやってみて感じたことなどを赤裸々に語っていただきました。

 

「在宅ワークに興味があるけれど、はじめの一歩を踏み出す勇気がない」と悩んでいる方、在宅ワークの選択肢としてWebライターに興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

 

外仕事とライティング業をこなすママさんWebライター

 

インタビュアー古屋(以下、古):まずは、簡単な自己紹介をお願いします。

 

Sさん(以下、S):こんにちは!兼業ライターのSです。小学2年生の息子・夫と、大阪で暮らしています。2023年9月におうちワーク協会のプロライター養成コースを卒業しました。

 

:兼業ライターをされているということですが、現在のお仕事の状況をお伺いできますか?

 

:現在は、パート勤めをしながら幼児教育系のサイトやママ向けのブログ記事を執筆しています。

 

 

サポートを必要とする人の人生に寄り添った専門職時代

 

:それでは、Webライターを始める前のお仕事やご家族のことについて教えてください。

 

:4年制大学卒業後、専門学校に2年通い「言語聴覚士」という国家資格を取得しました。その資格を活かし、総合病院や福祉施設で約10年勤めてきました。言語聴覚士とは「話す」「聞く」などのコミュニケーションや食べることの専門家。患者様の障害や疾患によりそのいずれかが難しい場合に、状態の回復や習得のお手伝いをする職業です。

 

:生活する上で欠かせない“コミュニケーション”や”食事”といった活動のお手伝いが必要な患者さんに寄り添う素敵なお仕事ですね。具体的にはどのような支援をされていたのでしょうか。

 

:これまで、脳卒中などの後遺症である失語症や嚥下障害の患者様のリハビリや障害のあるお子様の言語訓練などを行ってきました。現場では老若男女さまざまな方との出会いがありました。日々、多くの患者様の人生に思いを馳せながら「この人のために何ができるだろうか」と自分に問いかけていたのを覚えています。

 

言語聴覚士として働く10年の間に結婚、出産を経験し、今は小学校2年生になる息子がいます。息子の小学校入学時には病院にてフルタイムに近い時間で働いていました。

 

不安な状況のなか辿り着いた在宅ワーク:Webライター

 

古:言語聴覚士さんとして福祉や医療の現場でお仕事をされていたSさんが、Webライターに興味を持ち挑戦しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

 

:Webライターをはじめたきっかけは息子が登校を渋るようになり、のちに不登校となったことです。10年間外に働きに出て人と関わりながら生活していた私は、息子が学校に行かない=仕事に行けない状況に大きな不安を抱えていました。

 

息子の状態も心配なうえ、このまま働かずに過ごすのだろうかと、経済面はもちろん自分の将来についても大きな不安を抱えていたんです。ネットでさまざまな仕事や働き方を検索しているうちに「在宅ワーク」、そして「Webライター」という職業を見つけました。

 

:ご家庭の事情により働き方を見直しせざるを得ない状況になってしまったのですね。数ある在宅ワークのなかでも「ライター」を選んだ理由は何かあるのでしょうか。

:そうですね、家にいても働けるかもしれないという望みを抱いてさまざまな在宅ワークを検索しました。もともとの職業柄、「言葉」や「人になにかを伝えること」に興味があった私は、自分に合った在宅ワークはWebライターだと確信。ライター講座を調べる中で出会ったおうちワーク協会にてWebライター講座の受講を決意しました

 

 

心の余裕とともに刺激も感じられたWebライターの仕事

 

:言語聴覚士さんとしての職業柄、自分に合っていると感じたWebライターの世界に飛び込むこととなったSさんですが、チャレンジして一番良かったと思う点はありますか?

 

:Webライターをはじめて一番良かった点は、家で働けるという希望を見つけられたことです。働けない絶望感を抜け出し「もしかしたら何とかなるかもしれない」と思えたのは、間違いなくWebライターという職業を知ったからです。

 

外に勤めに出ていた頃は「学校に行かないと言ったらどうしよう」と息子の様子を伺い、朝の忙しい時間に追われる毎日でした。欠勤の電話をしたり仕事量の調整をお願いしたりすることに対して「会社に迷惑をかけてしまう」と気に病む日々だったのを覚えています。

 

Webライターの仕事をはじめてからは上記の心配はほとんどなくなりました。息子のそばにいられるようになったと同時に、息子の気持ちや状態にも向き合えるように。Webライター業は勤務時間の縛りがなく好きな時間に作業ができるため大変助かっています

 

:場所や時間に縛られないWebライターのお仕事をはじめたことで精神的な苦しさから解放され、心に余裕が生まれたことで生活の質もあがったのですね。Webライターを始められたことはSさんにとっても、ご家族にとってもベストな選択だったのではないでしょうか。

:そうですね。絶望を感じていた日々からの解放だけでなく、Webライターという職業を通して家にいながら新しい世界に触れられるのも、Webライターをしていて良かったことの一つです。異職種の方と関われたり未知のジャンルについてリサーチする機会があったりと、日々刺激を受けながら働けています。

 

 

作業の進め方も今後のビジョンも自分次第

 

:では、反対にWebライターを始めてみて難しいと感じることはありますか?

 

:Webライターとして駆け出しの私がもっとも難しいと感じることは「時間管理」です。勤務時間の縛りがなく家庭の予定に合わせて融通が利く分、期日までに仕事を終えられるかどうかはすべて自分の采配次第。突発的な予定が入る・子どもが体調を崩すなど、自分が予定していた時間に作業を行うのが難しい場合もあります。そのため、いつも自分の中で「期日の1日前が納期」と設定して記事を完成させるよう意識しています。

 

さらに、経験が浅い分「この作業にどれくらい時間がかかるのか」といった見通しが立ちにくいのも難しさを感じる点です。執筆を始めると、思った以上にリサーチに時間がかかり睡眠時間を削ったり家事がおろそかになったりする場合も少なくありません。

 

上記は、Webライターとして経験を積むとともに解消される部分もあるのかもしれません。自分に合った作業法はまだまだ模索中ですが、いただいたお仕事はできる限りすぐにリサーチして下書きをし、形にすることを意識しています。

 

:自由度が高い職業である分、時間の管理や調整はすべて自分にかかっているのですね。「お仕事が入ったら時間を空けずに形にする」心がけから、時間管理の難しさにしっかりと向き合うSさんの姿勢を感じます。

 

:他にも、Webライターとして今後の明確なビジョンを描いて日々の作業をこなしていくところに難しさを感じます。Webライター業は自由度が高く、執筆するジャンルを絞ったり、執筆以外にSNS代行や動画のシナリオ作成などにも挑戦できたりするお仕事。その分、自分の「したいこと」「なりたい姿」がより鮮明に求められる印象を受けています。

 

専業ライターを目指すというよりは、パート言語聴覚士として人と関わりながら働くスタイルも大切にしたい気持ちが強い私。自分の希望も大切にしながら家族のための時間もしっかりとりたい欲張りな思いがあります。今はまだ、Webライターとして今後どうなっていきたいかといったビジョンが明確には描けていません。しかし、目の前の仕事に一生懸命取り組むことで道が開けてくると信じています。

 

悲観的だったマインドが今では前向きに!

 

:ここまでWebライターを始める前の状況と始めてからの実態についてお話を伺ってきました。そこで次の質問ですが、Webライターを始める前と後を比べるとどんな変化があると感じますか?

 

:Webライターを始める前後でもっとも変わったと感じるのは「未来に対して前向きな気持ちを持てるようになった点」ですね。Webイターを始める前は家庭状況の変化、経済面の不安などに押しつぶされそうになり「もうだめだ」と悲観的になっていました。同時に「自分にできることはもうない」と諦めてすらいました。

 

しかし、Webライターの世界に飛び込んでみたことで「家でも働くことができる」という希望が見いだせるように。「自分にもできることがあるかもしれない」「この先、自分の力で道を切り開いていけるかもしれない」と前向きになれました。現在では、今までの職歴を活かして人の役に立ちたいという思いも生まれ、さまざまなことにチャレンジし新しい世界を開拓していくという展望まで描けるようになっています。

 

ライティングを通じて支援を必要とする人に寄り添う未来へ

 

古:これから新しいチャレンジもしていきたいと考えるようになったSさんですが、具体的な目標などがあれば教えてください。

 

:これからの目標は、もともとの職業である言語聴覚士とWebライターの仕事をかけ合わせて何かをやってみること。例えば、子どもの言語発達や学習についての情報発信や悩みを抱える親御さんの相談などができればと想像しています。

 

:ここまでお話を伺ってきて、Webライター業は情報発信をしたい方に向いていると感じました。言語聴覚士さんとしての経験を発信する力が身に付き、悩みを抱える世界中の人々と出会う可能性を秘めたWebライター業はSさんにぴったりですね。

 

:人と関わりながら直接支援ができるのは言語聴覚士という職業の魅力の一つ。しかし、Webライターになったからこそできる支援の形も見つけていきたいです。

 

そして、私のように、様々な事情で外に働きに出ることが難しい方もたくさんいらっしゃると思います。そのような方にWebライターの仕事を知ってもらい「家で働けるかも」「何とかなるかも」という希望をもってもらえたら嬉しいです。家で働けるようになり希望が持てた私の経験談を自分の言葉で発信していけたらいいなと思っています。

 

未来を切り拓くのは自分!Sさんのさらなる活躍に期待

 

相手の心を一瞬にして解きほぐすような柔らかな笑顔が印象的なSさん。Webライターとして、言語聴覚士として、周りから大きな信頼を得ながら誠実に働く姿が想像できます。

 

家庭の事情で仕事を続けるのが難しくなってしまった際の焦りやプレッシャーは相当なものだったと思いますが、あきらめずに新しい道を模索し、Webライターの世界へと飛び込んだことでSさんの人生は大きく変わりました。今では言語聴覚士×Webライターとしてさらにパワーアップを続けるSさん。同じような境遇にある方へ手を差し伸べようとする姿もとても素敵ですね。

 

在宅で働きたい・Webライターにチャレンジしてみたいと考えている方は、Sさんの経験談を参考に、ぜひWebライターへの道を一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

 

ライター:古屋えみ
旅行・観光やミュージカル鑑賞での現実逃避が大好きです!
「誰かの役に立つ記事を届けるWebライター」を目標に、
読みやすさにこだわった記事作成を心がけます。

 

 

 

 
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